受理番号:陳情第4号
道の駅誘致に関する陳情
<要 旨>
富津市が令和14年度中の開設を目指して進めている道の駅整備事業に関し、設置場所として「浅間山付近の市所有地」を選定し、早期に整備、誘致を進めていただくよう、特段の配慮をお願い申し上げます。
<理 由>
現在、道の駅整備検討委員会において適地の検討が進められていると認識しております。集客面では富津中央IC近隣の国道127号沿いが候補に挙がりますが、用地取得・整備費用の高騰や交通渋滞の発生が強く懸念されます。
一方、浅間山付近の市所有地は、以下の理由からこれらの懸念を払拭できる最適地であると確信しております。検討委員会の総合評価において課題とされた点についても、今後のインフラ整備により解決可能です。
記
1 豊富な観光資源が集中する市南部地区の優位性
市南部地区には、日本遺産への登録を目指している「鋸山」をはじめ「マザー牧場」、「東京湾観音」といった歴史的・文化的な観光資産が集中しています。さらに近年、市内ではグランピング施設や貸別荘などの宿泊施設が増加しており、観光客のニーズが通過型から滞在型へと変化しています。浅間山に道の駅を設置することは、これら多様な観光資源を繋ぐいわば「観光コンシェルジュ」として機能し、地域全体の消費拡大に貢献します。
また、近い将来予定されている市道浅間山線の開通により、主要地方道県道93号久留里鹿野山湊線および国道127号と接続されます。これにより、マザー牧場への観光客の主要な通過点となり、高い集客効果が期待できます。
2 市内3つのICを核とした広域観光ネットワークの構築
富津市は富津中央・富津竹岡・富津金谷という3つの館山自動車道ICを有しており、浅間山への道の駅設置は、これらのICから流入する観光客を南部地区へ呼び込み、市内を南北に結ぶ回遊型観光のハブとして機能させるための最適解となります。
3 既存インフラ「富津浅間山バスストップ」の再生と活性化
現在、浅間山には高速バスストップ及び駐車場が整備されていますが、周辺に道の駅を併設し、集客・休憩機能を整備することで、高速バス利用者の利便性向上と新たな需要創出が期待できます。
4 歴史的背景と整備コストの抑制
昭和55年の砂利採取終了以来、浅間山は「職・遊・住」の開発を期待されながら、浅間山周辺利活用優先事業者の撤退などにより実現に至りませんでした。しかし、市有地を有効活用することで、民有地取得に比べて用地費を大幅に抑制でき、全体的な整備費用の低減に寄与します。
5 農水産物の集荷および購買の地理的優位性
浅間山周辺は、市の中央に位置しており、商品としての農水産物の集荷や市民の購買に関して地理的な優位性があります。
6 インフラ課題の解消
現在、当該地は上水道が未整備ですが、前述の市道浅間山線の開通に合わせ、ループ配管による整備を行うことで、解決が可能となります。
7 民間施設との相乗効果による活性化
近隣のサーモントラウト養殖場の見学など、周辺の民間施設とのコラボレーションを図ることで、富津市独自の新たなアクティビティを創出し、観光振興の核となることが期待されます。
長年の懸案を打破し、地域再生を実現するための具体策として、浅間山付近の市所有地への道の駅誘致を強く要望します。