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富津市立図書館設置に関する陳情

陳情第5号 富津市立図書館設置に関する陳情

受理番号
陳情第5号
受理年月日
令和4年2月9日
付託委員会
教育福祉常任委員会
委員会付託日
令和4年2月18日
委員会審査日
令和4年3月9日
審査結果
不採択
賛成少数
議決年月日
令和4年3月22日
議決結果
不採択
賛成少数
備考
陳情者
富津市下飯野
富津市の図書館を考える会
代表 八田厚子

内容

受理番号:陳情第5号
 富津市立図書館設置に関する陳情

<陳情項目>
1 富津市立図書館を、公設公営で建設してください。
<陳情理由>
1 市が計画している、「イオンモール富津」内に設置するのでは市民の安全は守れません
●窓のない部屋に、多くの人が利用する図書館の設置は、コロナやインフルエンザ等の感染の危険性があります。かつて木更津市役所では、朝日町の旧ジャスコビル内に窓がなく、100人近くの職員がインフルエンザに感染しました。富津イオンモール内でもコロナ等の集団感染の危険があり、市民の安全を第一に考えるべきです。
●3階に設置された図書館では、地震・火事等の際、避難経路は狭い非常口しかなく、子どもや高齢者、車いすの方など大勢の人が短時間で非難することは不可能です。
●商業施設は様々な人の出入りがあり、数年前、富津イオン内で殺人未遂事件も起きました。子供やお年寄りも利用する図書館にはそぐわない場所です。
2 イオン内に設置、10年間・13億円の計画は実現が困難な現況です
●イオンモールとの契約は10年ですが、ユニクロ・スターバックス・無印良品などの人気店が次々撤退し、空き店舗が年々増え、2階・3階は7割近くが空いています。商業施設の撤退を決めるのはイオンの側です。もし撤退すれば、13億円もの税金を投入しても、残るのは蔵書と本棚だけで、生涯学習の拠点とはなりません。
●海岸沿いに建つイオンは塩害がひどく、立体駐車場の屋上は現在使用できません。雨が降ると雨漏り用のバケツが1階から3階まで置いてあり、蔵書には湿気が厳禁です。築28年のイオンは老朽化が進み8万冊の図書や書架の重量に耐えられるのか疑問の声も上がっています。
3 管理・運営は、指定管理者(民間)ではなく市が直営で行って下さい
●近隣の木更津・君津・袖ケ浦市では、図書館の運営を市が直接行い、きめ細かいサービスで市民に喜ばれています。日本図書館協会は、「公立図書館に、指定管理者制度は基本的になじまない」としています。指定管理者制度を導入した後、市の直営に変更した図書館は、福岡県小郡市をはじめ、全国に15県17図書館(2020年調査)もあり、市民サービスを向上させています。
●指定管理者(民間)では人件費にしわ寄せが行き、離職率が高く、司書としての専門的知識や経験が蓄積されません。
4 住民参加で市の特色を生かし、市有地の活用で豊かな自然の中に、安全で生涯学習の拠点となる図書館を建設して下さい。
●市の基本計画(案)には、新たに図書館を建設した場合、約9億円、その他図書購入費等含めて13億円とあり、10年間の委託費等とほぼ同額です。10年後に何も残らないイオンへの設置より、長い目で見れば税金の有効利用です。  
●市庁舎前の広場や、廃校跡など、自然が豊かな市有地を利用して、子どもから高齢者まで誰もが安心して利用できる図書館を建設し、住んでよかったと思える富津市に、これから住みたいと思える富津市にしてほしいと思います。

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