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JR内房線へのワンマン運転導入に関する陳情

陳情第2号 JR内房線へのワンマン運転導入に関する陳情

受理番号
陳情第2号
受理年月日
令和3年2月8日
付託委員会
総務産業常任委員会
委員会付託日
令和3年2月19日
委員会審査日
令和3年3月9日
審査結果
不採択
賛成少数
議決年月日
令和3年3月23日
議決結果
不採択
賛成少数
備考
陳情者
内房線と地域を守る会
宮 則夫 外1名

内容

受理番号:陳情第2号
 JR内房線へのワンマン運転導入に関する陳情

<陳情項目>
1、内房線へのワンマン運転導入に関しては、利用者の利便性と安全確保が担保され、周辺住民への周知徹底が十分行われないまま実施されようとしていることから、危惧されていた事態が発生した場合には、速やかにワンマン運転導入の見直しが実施されること。
<陳情理由>
 JR東日本旅客鉄道会社千葉支社(以下JR千葉支社)は、昨年5月に2021年(本年)3月から内房線、外房線、鹿島線にワンマン運転車両を導入することを明らかにしました。
 これを受けて私たちは、ワンマン運転が先行実施されている東北本線黒磯駅〜新白河駅間の現状視察、内房線に乗務経験のある運転士・車掌、身体に障がいを持つ利用者の方等からの聴き取り等を行った結果、無人駅や駅の無人時間帯が増やされた中で、1,災害時や野生動物との衝突時の対応について、2,夜間、雨天等の視界不良時における乗降時の安全確認について、3,身体に障がいのある方や高齢者等の介助について、4,運転士への負担増大や急病時の対応について等、不測の事態における対応に大きな不安が残るという指摘が数多く寄せられ、改めて拙速なワンマン運転導入が、利用者の利便性・安全を大きく損なうものであるとの認識を新たにしました。
 さらに内房線内の単線区間では、この間、列車と野生動物との衝突事故が多発していることから、事態は、より深刻になってきています。
 こうした状況から私たちは、昨年11月27日に国土交通省に伺い、国土交通審議官に実情を訴え、JR千葉支社が一方的にワンマン運転を導入しないよう要望して参りました。
 しかしながらJR千葉支社は、現在、着々とワンマン運転導入の準備を進めています。
 因みに平成8年9月2日付け運輸省鉄道局長、建設省道路局長通達(鉄技第66号・建設省道政発第73号)「車掌を省略する車両の構造、運転取扱い等について」2の(2)の2)には「ワンマン運転の実施に際しては、利用客に対して相当な期間にわたって周知徹底を図ること」と記されていますが、現在JR千葉支社が実施している周知徹底策は、圧倒的に不十分であると言わざるを得ません。                      
 よって私たちは、内房線へのワンマン運転導入に関しては、利用者の利便性と安全確保が担保され、周辺住民への周知徹底が十分行われないまま実施されようとしていることから、今後、危惧されていた事態が発生した場合には、速やかにワンマン運転導入の見直しが実施されるよう強く要請するところです。
 つきましては、貴市議会から国会、国、千葉県に対して、これら要請の趣旨に沿った意見書を提出願いたく陳情いたします。

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