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請願第6号
「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書」の提出を求める請願
<要旨>
今年、祖国復帰50年を迎える沖縄。先の大戦では一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの尊い命が失われた。
糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある「平和の礎」には国籍や軍人、民間人の区別なく沖縄戦で亡くなられた24万1632名(千葉県1622名)の氏名が刻印されている。
糸満市摩文仁を中心に広がる南部地域には、1972年の本土復帰に伴い戦争の悲惨さや命の尊さを認識し、戦没者の霊を慰めるために、戦跡としては我が国唯一となる自然公園法に基づいた「沖縄戦跡国定公園」として指定されている。従って、政府及び関係省庁宛に意見書の提出をお願いいたします。
<理由>
同地域では、沖縄戦で犠牲を強いられた民間人や命を落とされた兵士の遺骨が残されており、戦後77年が経過した今でも戦没者の遺骨収集がおこなわれている。この沖縄戦で犠牲になった人々の遺骨が入った土砂を埋め立てに使用することは、人道上許されるものではない。
よって、富津市議会として、政府及び関係省庁宛に、下記の事項を速やかに実現する意見書を提出するよう請願する。
1 太平洋戦争末期の沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋め立てに使用しないこと。
2 日本で唯一、住民を巻き込んだ地上戦があった沖縄の事情に鑑み、「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」により、日本政府が主体となって戦没者の遺骨収集を実施すること。